プログラミングスキル不要 。RPA人材になってプレゼンスを高めよう(昇給も狙える)

こんにちは。ピクミンです。

 

今日はデジタル革新技術の一つであるRPA(Robot Process Automation)のお話しをしたいと思います 。RPAって、簡単に言うと人間の代わりにロボットにルーティンワークをやらせましょう、ってやつですね。

 

 僕は昨年、RPAを導入したいです!と騒いで、プログラミングのスキルゼロの状態から退屈で死にそうなルーチンワークを自動化させるサンプルロボットを1個作りました。

 

結果は毎日30分かかっていた業務が30秒に短縮。みんなの前でお披露目したところ、社内で衝撃が走りました。

 最初は、はっ、それやる意味あんの?みたいなトーンだったのに、人間て現金ですね。

 

その後も面白くて、自分の担当外の仕事もガンガンロボット化していき、気付いたら勝手に社内での知名度が上がり、会社的に働き方改革のミッションを掲げていることもあって、まんまと昇給に繋がってしまいました。

 

 皆さんもRPAがコモディティ化する前に、RPAを作れる人材なってみませんか。

業務効率が上がり早く帰れるし、自分のプレゼンスも上がるしいいことづくしですよ。

 

では、もう少し掘り下げていきますね。

 

RPAってなに?

今や様々なメディアで取り上げられているので、ご存知の方も多いと思いますが、RPAはRobot Process Automationの略です。

 

名前の通り、ロボット(Robot) が、仕事の流れ(Process)を自動化(Automation)してくれるツールです。要は、人間がマウスとキーボードでPC上で操作することを、ロボットがやっちゃってくれるというものです。

 

例えば社内システムに顧客からの発注情報(会社名、担当者名、連絡先、発注商品など)を打ち込む定型業務があるとします。それが、4~5件だったら楽勝ですが、それが100件、しかも毎日、となるとしんどいですよね。

 

誰でもできる単純作業に1時間も2時間も取られると、絶望的な気分になります。

それをRPAでロボット化すると、超高速(早ければ数秒)で終わらせてくれるんです。

 

百聞は一見にしかずですね。分かりやすい動画があったので、イメージがつかない方は、こちらからどうぞ。

www.youtube.com

 

エクセルマクロと何が違うの?

RPAとエクセルマクロは似ている部分がありますが、決定的に違うのは適用できるシステムのバリエーションです。

 マクロはエクセル内部での同じ作業を繰り返すプログラム。

上級者でもエクセルととワードもしくはアウトルックメールと連携する程度ですが、RPAはよほど古いシステムでない限りほぼ、適用することができます。

 

RPAは色んなこと使える

RPAで効率化できそうなことをつらつらと書いてみます。

 

  • 会計システムに商売実績の仕訳を投入する。
  • 社内システムの顧客情報からエクセルで請求書を作成する。
  • Web上で為替や株価などの金融マーケット情報を取得してレポートにまとめる。
  • 顧客からメールで受け取った請求書情報を読み取って、支払伝票を作成する。
  • 定期的に送信しなければいけない依頼メールやリマインドメールを自動化する。

などなど。

 

RPAにはプログラミングスキルが必要だからIT部署がやるものという最大の誤解

RPAを導入したいけど、自分にはプログラミングスキルなんて無いからムリムリと思ってしまったとしたら、とてももったいないです。

 

結論から言います。RPAにプログラミングスキルは不要です。

プログラミングスキルがゼロから始めた僕が言うのだから、信憑性はあると思います。

 

僕は、E-learningでの基礎理解と演習を繰り返して、50時間程度で一通りできるようになりました。

 

どんな風に作るか、については話が長くなるのでここではしませんが、簡単に言うとPCの操作(例えば、エンターキーを押すとか)を実行するボックスがあらかじめたくさん用意されていて、そのボックスを設計画面上でパズルみたいに順番に線でつなぎ合わせていくだけです。

 

RPAを開発するために1番重要なこと

 繰り返しになりますが、RPAを開発するのに1番重要なのはプログラミングスキルではありません。では何か大事かというと、正確な業務手順書を作れることです。

 

理由はその業務手順書がそのまま、RPAの開発設計書になるからです。

あとは、その通りに動くようにツール上で箱と線をつなぎ合わせていくだけ。

 

つまり、普段から業務のことを熟知している業務担当者本人こそが、RPAを作るべきなんです。むしろ、ITの知見はあるけど、業務のことは全く知らないIT部門の人だけに任せようとすると中々前に進みません。

 

もちろん、その後のメンテナンスやガバナンスの観点から、そのツールに精通している人材の支援が必要ですが、IT部隊とタッグを組んでお互いにノウハウを高めていくとか、多少費用がかかっても外部ベンダーにお願いするとか方法はいくらでもあります。

 

どれくらいでRPAは完成するの?

通常、IT高度化というと、平均して3ヶ月~6ヶ月くらいかかりますが、RPAは慣れてくれば、4週間くらいで完成します。

 

業務手順書の作成に1週間、開発に2週間、テストに1週間て感じです。

 

また、例えばシステムのインターフェイスが変わっても、全体のプロセスの一部部分をマイナーチェンジすれば良いので、とても使い勝手がいいです。

 

どんなRPAツールがあるの?

最近では色んなRPAツールが出ていますが、有名どころはこんな感じです。

 

  • Blue Prism
  • Win Actor 
  • Ui Path
  • BizRobo
  • Celf RPA 

 

この中で僕の会社ではBlue Prismを使っています。

本社がロンドンにあるのと、シェアが圧倒的に大きくてトレーニングコンテンツやメンテナンスサービスがしっかりしているからです。

 

日本国内ですと、Win Actorが使いやすいことで好評のようです。Ui Pathはオンライントレーニングが充実していて無料のものとかもあるので、興味がある方は覗いてみるといいかもしれません。

 

www.uipath.com

 

今すぐRPAを始めてみよう

今や、世間は空前の働き方改革ブームです。

RPAはあと数年で、エクセルやワードやと同じくらい自然体に活用されるようになる、つまり、コモディティ化することはまず間違い無いでしょう(逆に、導入しない企業は時代の波に取り残されて危険)。

 

一方で、現時点ではRPAを使える人材というのは、まだまだ少ないように思います。

プログラミング不要でパズル感覚で出来るのに、何でみんなやろうとしないんだろう、と不思議で仕方ありません。

 

みなさんの会社でも周りを見渡して、そういう状況だったとしたら社内で一躍有名になるチャンスです。

そもそも希少価値が高いことに加えて、業務効率が数字で出てくるので会社としても定量的な評価がしやすいからです。

 

出世、昇給、社内人脈作り、目的は何でもOKですが、その手段としてRPAを使ってみては如何でしょうか。

 

トライアルサービスを有効活用するのが最短の道

 IT部門に相談をするのでもいいのですが、個人的なオススメは自分の所属長の了解を取ったうえで、先ほどご紹介したツールのベンダーに直接連絡を取ってしまうことです。

 

大抵の場合は、一定期間、無料お試しで使わせてくれるトライアルサービスがあるはずですのでそれを有効活用して、とにかく1個何か作らせてもらいましょう。

ベンダー側も顧客獲得のために、百聞は一見にしかず、ということを十分に理解しているので、サンプル作成に協力してくれるはずです。

 

まずは、小さくてもいいから成功体験を作って、IT部門や自分の周りを味方につけていくのが重要だと思います。

 

RPAの基礎を理解するのにお勧めの参考本

RPAの概要や事例の全体を把握するにはとりあえず、下記の2つがわかりやすいです。

あまり、書籍をたくさん読み込んでも意味がないです。

理由は、業務の種類は職種によっても全く違うので参考になるものとそうでないものの振れ幅が大きいから。

 

下記の2つをサクッと読んで、すぐにサンプル作成に移りましょう。

習うより慣れろ、ですね。

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こちらは、RPAと言うよりデジタル技術を使って、仕事をやることの重要性や将来性について理解するのに良い1冊です。

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みなさんの大切な時間が生産性の低い単純作業ではなく、もっと自分の好きなことに使えるようになる日を祈っています!